「影」で終わる四字熟語
「影」で終わる四字熟語 — 11 件
暗香疎影(あんこうそえい)
どこからともなく漂う花の香りと、月光に照らされた木々の影の情景。 または、梅のこと。 「暗香」はどこからか漂う良い香りのこと。 「疎影」はまばらに広がる木々の影のこと。
衣香襟影(いこうきんえい)
いろんな人の姿、形のこと。 または、人々の様子。 衣服の香りと襟の形という意味から。
含沙射影(がんしゃせきえい)
陰険な方法で人を害すること。 「含沙」は水の中にいる虫のいさごむしのこと。 いさごむしが人の影に砂を吐くと、影に砂をかけられた人は高熱が出て死んでしまうとされていることから。 「含沙(がんしゃ)影を射る」とも読む。
繋風捕影(けいふうほえい)
話や物事にまとまりがないことのたとえ。 風をつなぎとめて、影を捕まえることは不可能なことという意味から。 「風を繋(つな)ぎ影を捕(と)らう」とも読む。 「係風捕影」とも書く。
蔵形匿影(ぞうけいとくえい)
物事の本当のことを隠すこと。 「匿」と「蔵」はどちらも隠すという意味。 影も形も、他人に見えないように隠すことから。 「影(かげ)を匿(かく)し形(かたち)を蔵(かく)す」とも読む。 「蔵形匿影」ともいう。
刀光剣影(とうこうけんえい)
状況が切迫していて、いつ戦いが起こってもおかしくない殺気立った雰囲気のこと。 刀が光って剣の影がちらりと見えるという意味から。
杯中蛇影(はいちゅうのだえい)
疑う気持ちが強くなると、つまらないことでも過剰に気になり病んでしまうことのたとえ。 自分の杯の酒に蛇の形をした影が映っているのを見て、蛇を飲み込んでしまったと思い込んで病気になったが、後にその影は蛇ではなく壁にかけていた弓のものであったと知ると、すぐに病気が治ったという故事から。
捕風捉影(ほふうそくえい)
話や物事への見込みがないことのたとえ。 風をつなぎとめて、影を捕まえることは不可能なことという意味から。
夢幻泡影(むげんほうよう)
人生のはかなさのたとえ。 「夢」「幻」「泡」「影」は、どれもすぐに消えてしまうはかないものであることから。 全てのものは実体がなく空であるという仏教語。
迷頭認影(めいとうにんえい)
本当に大切なことを見失ってしまい、その影にあたる大して関係のないものを探し続けること。 または、仏教で仏道を身につけることを怠って、経典の語句の解釈にこだわり続けること。 「頭(こうべ)を迷いて影を認む」とも読む。
鏤塵吹影(ろうじんすいえい)
無意味な努力のこと。または、やっても充実感がないことのたとえ。 「鏤」は刻むこと。 影を吹き飛ばそうとしたり、塵に刻み目をいれようしたりすることから。 「影を吹き塵(ちり)に鏤(ちりば)む」とも読む。 「鏤塵吹影」ともいう。
四字熟語一覧
- /
- 1ページ
- 全1件
