「乗」を含む四字熟語
「乗」を含む四字熟語 — 13 件
一天万乗(いってんばんじょう)
天子や天皇のこと。 「一天」は天の下全てということから、全世界のこと。 「乗」は兵車のことや、兵車を数える場合に使う単位。 一万乗の兵車を出すことが出来る国の君主という意味から。 古代中国では、兵車一台に馬四頭と兵士百人がついていたとされている。 「一天万乗の君」を略した言葉。
黄屋乗輿(こうおくじょうよ)
屋根の色が黄色い乗り物。 天子の乗り物をいう。 黄色は、天子の象徴として使われる色であることから。
乗風破浪(じょうふうはろう)
危険や困難を恐れることなく進む様子。 風に乗った帆船が波の上部を打ち破りながら進むことから。 「風(かぜ)に乗り波(なみ)を破る」とも読む。
乗桴浮海(じょうふふかい)
世の中を嘆いて逃げ出すこと。 「乗桴」はいかだを操縦すること。 「浮海」は船などで陸から離れて海へ出ること。 世の中が乱れているときには逃げるということで、いかだに乗って海へ逃げるという意味から。 「桴(いかだ)に乗りて海に浮かぶ」とも読む。
乗輿車駕(じょうよしゃが)
天子が乗る車。 または、天子のこと。 「乗輿」と「車駕」はどちらも天子が外出するときに使う車のこと。
乗輿播越(じょうよはえつ)
天子が都を落ち延びて、遠くの他国を流浪すること。 「乗輿」は天子が乗る車のこと。 「播越」は居場所がなくなって、他国を流浪すること。
千乗之国(せんじょうのくに)
大国。 「乗」は兵車を数える単位で、千の兵車を出すことのできる国ということから。 一つの兵車には、それぞれに百人の兵がつくとされていて、十万の兵力をいう。
千乗万騎(せんじょうばんき)
膨大な量の車と騎馬のこと。 または、規模が大きく、堂々とした行列のこと。 「千」と「万」は数が非常に多いことのたとえ。 「乗」は兵車を数える単位で、一つの兵車には兵が百人がついたとされている。 「騎」は騎馬のこと。 権力者、特に天子の行列のことをいう。
相乗効果(そうじょうこうか)
様々な原因が重なって、個別の効果よりもよい効果を発揮すること。
万乗之君(ばんじょうのきみ)
大国の君主のこと。 「乗」は兵車を数える単位のこと。 一万台の兵車を出すことができる国の君主という意味から。
万乗之国(ばんじょうのくに)
強大な力を持った大国。 「乗」は馬四頭立て戦車を数える単位。 一乗につき兵百人がついたとされ、一万の戦車を使うことのできる国ということから。
飛竜乗雲(ひりょうじょううん)
時代の流れに乗って、英雄や賢者が才能を発揮することのたとえ。 竜が雲に乗って空へ舞い上がるという意味から。 「飛竜(ひりょう)雲に乗る」とも読む。
妙法一乗(みょうほういちじょう)
法華経だけが悟りを得られる唯一のものと説いたもの。 「妙法」は仏法の妙法蓮華経、「一乗」は悟りを得るための唯一の道という意味。
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