「跋」を含む四字熟語一覧
跋を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
横行跋扈(おうこうばっこ)
我が物顔で歩き回り、横暴に振舞うこと。 「横行」は身勝手に振舞うこと。 「跋」は飛び越えること。 「扈」は水中で魚をとるための”竹がき”のこと。 「跋扈」は”魚が竹がきを飛び越える”という意味から、他を無視して横暴な態度を取ること。 主に悪人の振舞いのことを言う。
前跋後疐(ぜんばつこうち)
どうすることもできない窮地に追い込まれること。 「跋」は踏むこと。 「疐」はつまずき倒れること。 年老いた狼は前に進もうとすると垂れ下がった自分の顎を踏み、後ろに進もうとすると自分の尻尾を踏んで倒れるという意味から。 「前に跋(ふ)み後ろに疐(つまず)く」とも読む。
跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)
悪人などが我が物顔で好き勝手に振舞うこと。 「跳梁」は跳ね回ること、「跋扈」は大きな魚が仕掛けた罠から飛び跳ねて逃げる様子のことから。 「跋扈跳梁」ともいう。
跋扈跳梁(ばっこちょうりょう)
悪人などが我が物顔で好き勝手に振舞うこと。 「跳梁」は跳ね回ること、「跋扈」は大きな魚が仕掛けた罠から飛び跳ねて逃げる様子のことから。 「跋扈跳梁」ともいう。
跋山渉水(ばつざんしょうすい)
苦しく辛いことを克服しながら長い旅をすること。 「跋山」は山を越えること。 「渉水」は河を渡ること。 「山を跋(ふ)み水を渉(わた)る」とも読む。
飛揚跋扈(ひようばっこ)
思うまま横暴に振る舞うこと。 または、臣下が好き勝手に振る舞い、君主の力をこえること。 「飛揚」は猛禽類の鳥が舞い上がること。 「跋扈」は魚を捕まえるための竹垣の罠を飛び越えて逃げること。 悪人などが、常識や規則などを無視して好き勝手に行動することをいう。
陸梁跋扈(りくりょうばっこ)
好き勝手に振る舞うこと。 「陸梁」は好き勝手に暴れまわること。 「跋扈」は魚を捕らえるための網から魚が躍り跳ねて逃げるということから、横暴に振る舞うこと。 「陸梁抜扈」とも書く。
梁冀跋扈(りょうきばっこ)
臣下が権力を使って、好き勝手に振る舞うこと。 「梁冀」は後漢の時代の大将軍の名前。 「跋扈」は魚を捕らえるための罠の竹垣を魚が飛び越えて逃げ出すということから、好き勝手に振る舞うこと。 横暴な振る舞いをしていた大将軍の梁冀は、八歳の質帝に「跋扈将軍」とあだ名をつけられたことに怒り、梁冀は質帝を毒殺したという故事から。