「煩」を含む四字熟語一覧
煩を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
懊悩煩悶(おうのうはんもん)
思い悩んで、苦しんでもだえること。 「懊悩」は悩んでもだえること。 「煩悶」は苦しみ悩むこと。 似た意味の語を重ねて強調した言葉。 「煩悶懊悩」ともいう。
客塵煩悩(きゃくじんぼんのう)
外から思いがけずにもたらされる心の迷いや欲望のこと。 「客」は外からやってきた客のこと。 仏教の言葉で、心の中に初めから煩悩が存在するわけではなく、外からきた旅人の衣服についている塵のように、心に思いがけずに付着するものであるという意味から。
業煩無功(ぎょうはんむこう)
入り組んでいる煩雑な状態で仕事を行っても、成果は出ないということ。 「業(ぎょう)煩(わずら)わしければ功(こう)無し」とも読む。
心煩意乱(しんはんいらん)
いらいらとして心が落ち着かないこと。 「心煩」は悩ますことが多く、苛立たしいこと。 「意乱」は心が落ち着かないこと。
煩言砕辞(はんげんさいじ)
細かく複雑な言葉。 「煩言」は複雑で面倒な言葉。 「砕辞」は細かくて複雑な言葉。
煩悶懊悩(はんもんおうのう)
思い悩んで、苦しんでもだえること。 「懊悩」は悩んでもだえること。 「煩悶」は苦しみ悩むこと。 似た意味の語を重ねて強調した言葉。 「煩悶懊悩」ともいう。
煩悶憂苦(はんもんゆうく)
思い悩んで、苦しんでもだえること。 「煩悶」は苦しみ悩むこと。 「憂苦」は心配して苦しむこと。
煩労汚辱(はんろうおじょく)
面倒な苦労や恥のこと。 「煩労」は面倒で無駄な労力のこと。 「汚辱」は辱めのこと。
百八煩悩(ひゃくはちぼんのう)
人間の持つ苦しみを生み出す全ての迷いのこと。 「煩悩」は仏教の言葉で、人間の心身の苦しみを生み出す迷いのこと。煩悩は百八種類あるとされている。
不平煩悶(ふへいはんもん)
様々な不満や悩み、苦しみのこと。 「不平」は思うとおりにならずに、不満に思うこと。 「煩悶」は悩みや苦しみのこと。
煩悩外道(ぼんのうげどう)
煩悩や迷いにとらわれていて、仏教を信仰しない人のこと。 「煩悩」は心や体を惑わせる、欲望や執着、怒りなどの心の働きのこと。 「外道」は仏教以外の思想や宗教を信仰すること。または、その人のこと。
煩悩劫苦(ぼんのうごうく)
迷いや苦しみが常に続くこと。 「煩悩」は心や体を惑わせる、欲望や執着、怒りなどの心の働きのこと。 「劫苦」は長い期間続く苦しみのこと。 仏教の言葉で、悟りを開くまで迷いや苦しみが続くことをいう。
煩悩菩提(ぼんのうぼだい)
煩悩は悟りを得るための邪魔になるが、煩悩は悟りを得るために必要なものでもあるということ。 「菩提」は悟りへと至る境地のこと。 仏教の言葉で、煩悩も人間の本質であり、悟りと煩悩は同一のものであって、煩悩があるからこそ悟りがあるという意味から。 「煩悩即菩提」を略した言葉。