「逸」を含む四字熟語一覧
逸を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
以逸待労(いいつたいろう)
こちらが動かないときに、相手が動かなければいけない情況を作って相手の疲弊を狙う策略。 兵法三十六計の第四計。 局面の主導権を握ることの重要性をいうもの。
意趣卓逸(いしゅたくいつ)
心の向かう先が非凡なこと。 「意趣」は意向、考え。 「卓逸」は非常にすぐれていること。
一労永逸(いちろうえいいつ)
一度苦労すれば、その後は長く利益が得られ、安定した暮らしが送れること。 「一労」は一度の苦労。または、少しの苦労。 「永」は長くの意味。 「逸」は安楽、利益のこと。 「一(ひと)たび労して永(なが)く逸(やす)んず」とも読む。
以労撃逸(いろうげきいつ)
疲労のたまった軍隊で気力に満ちた軍隊を打ち倒すこと。 「労」は疲労。 「逸」は休むこと。 「労(ろう)を以(もっ)て逸(いつ)を撃つ」とも読む。 中国の三国時代の魏の張既は、疲弊した遠征軍を率いて、策略によって他国を平定したという故事から。
驕奢淫逸(きょうしゃいんいつ)
偉そうに振る舞って贅沢な暮らしをして、女性に溺れること。 または、その様子。 「驕奢」は調子に乗って贅沢をすること。 「淫逸」は性的に乱れた暮らしをすること。 「驕奢淫佚」とも書く。
好逸悪労(こういつあくろう)
苦労するのを嫌がり、遊んで暮らすことだけを求めること。 「逸」は楽しむこと。 「悪」は嫌うこと。 「逸(いつ)を好み労を悪(にく)む」とも読む。 中国の後漢の医者の郭玉が言った病気を治すための四つの困難の一つ。
傲世逸俗(ごうせいいつぞく)
世間を軽く見て、世間から逃げること。 「傲世」はおごり高ぶり、世間を甘く見ること。 「逸俗」は世間から逃げること。 現実から逃避することをいう。
坐食逸飽(ざしょくいつほう)
仕事をせずに食事をして、気楽に食べたいだけ食べること。 「坐食」は仕事をせずに食事をすること。 「逸飽」は悩まずに好きなだけ食事をすること。 「坐食」は「座食」とも、「逸飽」は「佚飽」とも書く。
暫労永逸(ざんろうえいいつ)
先に苦労をして、その後はずっとのんびりと暮らすこと。 「暫労」は一時的に頑張って働くこと。 「永逸」はいつまでものんびりと暮らすこと。
超逸絶塵(ちょういつぜつじん)
他のものよりも非常にすぐれていることのたとえ。 または、馬などが非常に速く走る様子。 「超軼」は他よりもずば抜けてすぐれていること。 「絶塵」は塵が一つも立たないほど、非常に速い速度で走ること。 馬の群の中から一頭が非常に速く走りぬけるという意味から。 「超逸絶塵」とも書く。
漂蕩奔逸(ひょうとうほんいつ)
特に目的もなくさまようこと。 「漂蕩」は目的もなく歩き回ること。 「奔逸」は好きなように行動すること。
放逸遊惰(ほういつゆうだ)
やるべきことをせずに、夢中になって遊んでいる様子。 「放逸」は好き勝手に振舞うこと。 「遊惰」はやらなければならないことをせずに遊びほうけること。 「放逸」は「放佚」、「遊惰」は「游惰」とも書く。 「遊惰放逸」ともいう。
奔逸絶塵(ほんいつぜつじん)
非常に速く走ること。 「奔逸」は走って逃げること。 「絶塵」は塵を一つも立てないほど速く走ること。 「奔佚絶塵」とも書く。
遊惰放逸(ゆうだほういつ)
やるべきことをせずに、夢中になって遊んでいる様子。 「放逸」は好き勝手に振舞うこと。 「遊惰」はやらなければならないことをせずに遊びほうけること。 「放逸」は「放佚」、「遊惰」は「游惰」とも書く。 「遊惰放逸」ともいう。