「張」を含む四字熟語一覧
「張」を含む四字熟語(五十音順)
一弛一張(いっしいっちょう)
人に厳しくしたり、やさしく接したりすること。 「一…一… 」は"あるときは…し、あるときは…する"という意味。 「弛」は弦を弛めること。 「張」は弦を張ること。 弦を弛めたり張ったりするということから。
一張一弛(いっちょういっし)
人に厳しくしたり、やさしく接したりすること。 「一…一… 」は"あるときは…し、あるときは…する"の意味。 「張」は弦をはること。 「弛」は弦をゆるめること。 弦を張ったり弛めたりすることから。
剣抜弩張(けんばつどちょう)
戦闘が始まる直前のような緊張している状況のこと。 または、書道で筆勢に激しい気迫がこもっていることのたとえ。 剣を鞘から抜いて、石弓に矢をつがえて弦を引くという意味から。 「弩」は矢や石を飛ばすことのできる機械、石弓。 「張」は弦を引いて張ること。
五角六張(ごかくろくちょう)
何をしてもうまくいかない縁起の悪い日のたとえ。 または、物事がうまく進まないこと。 正座によって二十八方位に分割したものの中の二つ、「角」と「張」のことで、どちらも物事がうまく進まない日とされている。 五日に角宿にあい、六日に張宿にあうという意味から。
主義主張(しゅぎしゅちょう)
その組織や人が持ち続けている、意見や考えのこと。 「主義」は常に持ち続けている行動の指針。 「主張」は常に持ち続けている意見や考え。
瞋目張胆(しんもくちょうたん)
大いに勇気を奮うこと。 「瞋目」は怒りで目をむき出すこと。 「張胆」は肝っ玉を太くすること。 恐ろしい事態にあっても、恐れずに勇気を持って立ち向かう心構えをいう言葉。 「目を瞋し胆を張る」とも読む。
蘇張之弁(そちょうのべん)
その時の利益と損害などの状況に合わせて、国や組織などが手を組んだり、離れたりすること。 「蘇」は強大になった秦に対して、周辺の六カ国が、縦(南北)に同盟を組んで対抗するという蘇秦の策略。 「張」は合従の対抗策として秦の張儀が使った策略で、秦と組む利を説いて、合従から抜けさせ、秦と各国が横(東西)に同盟を組むというもの。
張王李趙(ちょうおうりちょう)
どこにでもいる普通の人のこと。 「張」、「王」、「李」、「趙」はどれも中国の名字で、どれも中国では珍しくなく、最もありふれた名字という意味から。
張冠李戴(ちょうかんりたい)
相手を間違えること。食い違うこと。 張さんの冠(かんむり)を李さんがかぶるという意味から。
張三李四(ちょうさんりし)
どこにでもいるような普通の人のこと。 張氏の三男と李氏の四男という意味。 「張」や「李」という姓は中国では数が多く、三男や四男は重要視されないという意味から。
張眉怒目(ちょうびどもく)
怒った顔を言い表す言葉。 眉を吊り上げて、目を大きく見開くということから。 「眉を張り目を怒らす」とも読む。
弩張剣抜(どちょうけんばつ)
戦闘が始まる直前のような緊張している状況のこと。 または、書道で筆勢に激しい気迫がこもっていることのたとえ。 石弓に矢をつがえて弦を引き、剣を鞘から抜くという意味から。 「弩」は矢や石を飛ばすことのできる機械、石弓。 「張」は弦を引いて張ること。
明目張胆(めいもくちょうたん)
大事な任務などの時の心構えのことで、勇気を振り絞って恐れずに向かっていくこと。 「明目」はしっかりと見ること。 「張胆」は恐れることなく思い切って立ち向かうこと。
面張牛皮(めんちょうぎゅうひ)
非常に厚かましいことのたとえ。 面の皮が厚いということをたとえた言葉で、牛の皮を顔に張るという意味から。
良弓難張(りょうきゅうなんちょう)
すぐれた才能をもつ人を使うことは難しいが、使いこなすことが出来れば非常に役に立つということ。 「難張」は弓の弦を張ることが難しいこと。 弓の弦を強く張るのは難しいが、張ることが出来れば素晴らしい威力を発揮できるという意味から。 「良弓張り難し」とも読む。