「感」を含む四字熟語一覧
感を含む四字熟語の一覧です。
五十音順に表示しています。
哀感頑艶(あいかんがんえん)
歌声が物悲しく、どんな人もその歌声に心を奪われるということ。 または、すぐれた文芸作品の美しさや悲しさが人を感動させるということ。 「頑」は愚かな人。 「艶」は頭が切れる人。 「頑艶(がんえん)を哀感(あいかん)せしむ」「哀しみ頑艶(がんえん)を感ぜしむ」とも読む。
一業所感(いちごうしょかん)
複数の人の前世の同じ業によって、複数の人が同じ報いを受けること。 たくさんの人が災害などにあった時に、前世の同じ業による報いを受けているということを説明する言葉。 「業」は必ず結果が出る過去の行い。 「所感」は過去の行いから生まれる結果。
隔世之感(かくせいのかん)
時代が変化したことを深く感じること。 「隔世」は時代が異なること。 昔のことを思い出すときに使うことが多い言葉。
観感興起(かんかんこうき)
実際に目で見て、それに感動して奮い立つこと。 「観」は目で見ること。
感慨無量(かんがいむりょう)
計ることが出来ないほど、深く感じ入ること。 「感慨」は深く心に感じて、しみじみとした気持ちになり、その気持ちにひたること。 「無量」は計ることができないほどに量が多いこと。 「感無量」という言葉はこれを略したもの。
感情移入(かんじょういにゅう)
他人の表情や言葉で、感情などを自分のものとして体験すること。 十九世紀の末に、ドイツのリップスが唱えたもので、美学における根本の概念をいう。 自然や芸術作品などの対象に、自分の感情を投射することで、対象の感情をつかもうとすることをいう。
感応道交(かんのうどうこう)
仏の力が人々の信仰の心に応えて、仏と人々の心が通じ合うこと。 「感応」は仏と人々の心が通じ合うこと。 「感応(かんのう)の道(みち)交わる」とも読む。
感孚風動(かんぷふうどう)
人を感動させて感化すること。 「感孚」は人に感動を与えること。 「風動」は風に吹かれてなびくように、人を感化するということ。
感奮興起(かんぷんこうき)
物事に強く感動して奮い立つこと。 「感奮」は感動して奮い立つこと。 「興起」は気構えが奮い立つこと。
恐懼感激(きょうくかんげき)
嬉しさのあまりに、恐れかしこまりながらも喜ぶこと。 「恐懼」は恐れ慎むこと。 恐れ敬う相手から厚意を受けた時などに使う言葉。
曠世之感(こうせいのかん)
この世で比べるものが存在しないような感じ。 「曠世」は比較できるものがないという意味。
今昔之感(こんじゃくのかん)
昔のことを思い出して、現在との時世や環境の大きな変化に深く感心すること。
今昔之感(こんせきのかん)
昔のことを思い出して、現在との時世や環境の大きな変化に深く感心すること。
随感随筆(ずいかんずいひつ)
感じることをそのまま文章を書くこと。またはその文章。 「随感」は感じることをそのままにということ。 「随筆」は筆のむくままにという意味。
多感多恨(たかんたこん)
感情に影響を受けやすいために、恨みや悲しみの感情になることが多いこと。 「多感」は物事から感情に感じやすいこと。 「多恨」は恨みや憎しみの感情が多いこと。
多感多情(たかんたじょう)
感情が豊かで、感受性が鋭いこと。 物事から影響を受けて起こる心の動きをいう「情感」に、意味を強める「多」の文字を重ねた言葉。 「多感多情」ともいう。
多愁善感(たしゅうぜんかん)
物事にとても感じやすく、感傷的になりやすい様子。 または、そのような人のこと。 「愁」は心の中に悲しい気持ちを持つこと。 「善」はよくそうなることがあること。
多情多感(たじょうたかん)
感情が豊かで、感受性が鋭いこと。 物事から影響を受けて起こる心の動きをいう「情感」に、意味を強める「多」の文字を重ねた言葉。 「多感多情」ともいう。
平衡感覚(へいこうかんかく)
体の均衡を保つ感覚のこと。 または、物事を一方によらず公平に判断、処理する能力。