「鏡」を含む四字熟語
「鏡」を含む四字熟語 — 9 件
韻鏡十年(いんきょうじゅうねん)
理解することが極めて難しいこと。 「韻鏡」は中国の唐の時代の書物で、漢字の音韻を図示した書物。 非常に難しく、理解するのには十年の歳月が必要という意味から。
鏡花水月(きょうかすいげつ)
目には見えても、手に取ることはできないはかないもののたとえ。 または、感じ取ることができるが言葉では表すことができない、詩文などの深い味わいのたとえ。 鏡に映る花と水に映る月のことから。 「水月鏡花」ともいう。
虚堂懸鏡(きょどうけんきょう)
心を空にして、公平に物事を判断すること。 「虚堂」は人も物も何もない、空の部屋。 「懸鏡」は鏡を壁にかけること。 何もなく、誰もいない部屋に鏡を懸けるという意味から。 「虚堂(きょどう)に鏡(かがみ)を懸(か)く」とも読む。
水鏡之人(すいきょうのひと)
人の手本になるような、理解力や判断力に優れている賢い人のこと。 または、事実のままに物事を観望できる公平な人のこと。 水鏡のように清廉な人物。 「水鏡」は本当の姿をそのまま映す鏡のように、静かで曇りのない水面という意味。
破鏡重円(はきょうじゅうえん)
一度別れた夫婦がまた一緒になること。または、離散していた夫婦がまた会うこと。 割れた円い鏡が元の円い鏡に戻るという意味から。 徐徳は戦乱の中で鏡を二つに割って、後に再会するために妻と一つずつ持って離散したが、再会できたという故事から。
破鏡之嘆(はきょうのなげき)
夫婦が離婚する時の悲しみ。 「破鏡」は鏡を半分に割ること。 結婚する時に鏡を半分に割り、それぞれを妻と夫それぞれ片方ずつもち、妻が浮気をすると、妻の持っている鏡がカササギになって夫のところへ飛んで行き、浮気が発覚して離婚したという故事から。 「破鏡之歎」とも書く。
破鏡不照(はきょうふしょう)
一度壊れたものは、壊れる前と同じ状態には戻らないという意味。または、悟りを得たものは二度と迷いを持つことはないということ。 主に夫婦の関係のことをいい、離婚した夫婦は二度と離婚以前の状態にはならないという意味。 「破鏡」は割れた鏡。または、離婚すること。 「不照」は照らすことはないという意味。 「破鏡照らさず」とも読む。
明鏡止水(めいきょうしすい)
心が清く澄み切っていて邪念のない心境のたとえ。 「明鏡」は曇りが一点もないきれいな鏡のこと。 「止水」は止まっていて澄み切った水のこと。
八咫之鏡(やたのかがみ)
天照大神(あまてらすおおみかみ)が岩戸に隠れているときに、石凝姥命(いしこりどめのみこと)が作ったとされる鏡。 この鏡で天照大神自身を映し、興味を持たせて岩戸の外に引き出したとされる神話がある。 日本の天皇家の皇位継承の象徴の三種の神器の一つ。 他の二つは天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)と八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)。
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