「虚」から始まる四字熟語
「虚」から始まる四字熟語 — 15 件
虚有縹渺(きょうひょうびょう)
ぼうっとしていて、はっきりとしない様子。 「虚有」は実質的な内容が存在しないこと。 「縹渺」はぼんやりとしていて、はっきりとしない様子。 「縹渺」は「縹緲」「縹眇」とも書く。
虚往実帰(きょおうじっき)
師匠や先生などから偉大な教えを受けること。 「虚往」は頭の中を空にして出掛けること。 「実帰」は十分に満たして帰ること。 知識が全くない状態で出掛けて、出掛けた先でたくさんの教えを受け、十分に満たされて帰るという意味から。 「虚(きょ)にして往(ゆ)き実(み)ちて帰る」とも読む。
虚気平心(きょきへいしん)
心を空にして落ち着けること。 「虚気」は感情をなくすこと。 「平心」は心を落ち着けること。 「気を虚(むな)しくして心を平らかにす」とも読む。
虚虚実実(きょきょじつじつ)
互いに策略の全てを出して、全力で戦うこと。または、嘘と真を混ぜ合わせながら、互いに腹の内を探り合うこと。 「虚」は相手の弱い部分、「実」は相手の強い部分。 強い部分を避けて、弱い部分を攻めるということから 「虚」と「実」をそれぞれ重ねて意味を強調した言葉。 「虚々実々」とも書く。
虚心坦懐(きょしんたんかい)
不信、疑念、不満などがなく、すっきりとした気持ちであること。 「虚心」は不満や不安などがなく、偏見や先入観を持たずに、事実のまま素直に受け入れることができる心のこと。 「坦懐」は心の中に不満や不安などがなく穏やかなこと。
虚心平気(きょしんへいき)
疑念や不満、不信などをなくし、心を穏やかにすること。 「平気」は心を落ち着かせること。 「虚心」は心にわだかまりをもたないこと。 「虚心平気」ともいう。
虚実混交(きょじつこんこう)
嘘と誠がいりまじっていること。 「虚実」は、嘘と誠。 「混交」は、いじまじること。 「虚実混淆」とも書く。
虚実皮膜(きょじつひまく)
芸術は、虚構と現実の境界にあるということ。 「虚実」は虚構と現実。 「皮膜」は皮膚と薄皮ということから、区別できないほどのほんの少しの違いという意味。 日本の江戸時代、浄瑠璃の作者の近松門左衛門が唱えた芸術論で、虚構と現実の境界にこそ真の芸術はあるとする論。 「皮膜」は「ひにく」とも読む。
虚静恬淡(きょせいてんたん)
私心や私欲が全くなく、心が落ち着いていていること。 「虚静」は心の中に不信や疑念などがなく、落ち着いていること。 「恬淡」は私欲がなく、あっさりとしていること。 「虚静恬澹」とも、「虚静恬憺」とも書く。
虚誕妄説(きょたんもうせつ)
根拠のない、嘘の言説。 または、でたらめなことを好き勝手に話すこと。 「虚誕」は大げさな嘘。 「妄説」は根拠がない言説。
虚堂懸鏡(きょどうけんきょう)
心を空にして、公平に物事を判断すること。 「虚堂」は人も物も何もない、空の部屋。 「懸鏡」は鏡を壁にかけること。 何もなく、誰もいない部屋に鏡を懸けるという意味から。 「虚堂(きょどう)に鏡(かがみ)を懸(か)く」とも読む。
虚無恬淡(きょむてんたん)
心に不信や不満、欲望などなく、穏やかで落ち着いていること。 「虚無」は何もなく、空っぽなこと。 「恬淡」はあっさりとしていて、無欲なこと。
虚無縹渺(きょむひょうびょう)
何もなく、どこまでも広がっている風景を言い表す言葉。 「虚無」は何もないこと。 「縹渺」は遠くはっきりと見えないこと。 「虚無縹緲」とも、「虚無縹眇」とも書く。
虚妄分別(こもうふんべつ)
物事の真相を間違えたまま理解し、判断すること。 「虚妄」は嘘のこと。
虚融澹泊(こゆうたんぱく)
悟りの境地のこと。 「虚融」は無心で心にとどこおることが何もないこと。 「澹泊」は欲が無く、こだわらないこと。
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