情緒纏綿とは

四字熟語 | 情緒纏綿 |
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読み方 | じょうしょてんめん(じょうちょてんめん) |
意味 | 感情が深く、いつまでも心から離れないこと。 「情緒」は感情や気分。 「纏綿」はまとわりつくという意味。 |
異形 | 情緒纏綿(じょうちょてんめん) |
漢検級 | 準1級 |
使用されている漢字
「情」を含む四字熟語
異国情緒(いこくじょうちょ)
異国の風物がかもし出す自国とは違う雰囲気や風情のこと。
異国情調(いこくじょうちょう)
異国の風物がかもしだす、自国とは違う雰囲気や風情のこと。
一往深情(いちおうしんじょう)
一途で情に厚いこと。 または、感情を抑えられないくらいに深く感動すること。 「一往」はひたむきという意味。 美しい歌を聞く度に深く感動していた桓子野のことを、謝公が評した故事から。
一切有情(いっさいうじょう)
この世に生きとし生けるものすべてのこと。特に、人間のこと。 「一切」はすべてのこと。 「有情」は生きているもののこと。 仏教用語。
有情世間(うじょうせけん)
意志や感情を持った生き物のことで、人間や動物のこと。 または、それらが存在する世界のこと。
有情非情(うじょうひじょう)
人間や動物、植物に加えて、命を持たない石や水などを含めた世界に存在する全てのもののこと。
「緒」を含む四字熟語
異国情緒(いこくじょうちょ)
異国の風物がかもし出す自国とは違う雰囲気や風情のこと。
三頭両緒(さんとうりょうしょ)
物事が複雑で、まとめて治めることができないことのたとえ。 または、物事の始まりが多いことのたとえ。 「頭」と「緒」はどちらも物事の始めということ。
情緒纏綿(じょうしょてんめん)
千緒万端(せんしょばんたん)
様々な物事が数多く入り混じっていて分かり辛いこと。 「千」と「万」は数が多いことのたとえ。 「緒」と「端」は物事の始めのこと。 物事の始まりが多すぎて、何から始めればいいのかわからないという意味から。
「纏」を含む四字熟語
情緒纏綿(じょうしょてんめん)
腰纏万金(ようてんばんきん)
たくさんのお金を持っていること。 または、中に隙間がないほどに財布の中身が詰まっていること。 「腰纏」は腹に巻きつけて使う帯状の袋で、お金や大切なものを入れるためのもの。 「万金」はたくさんのお金のこと。
「綿」を含む四字熟語
皇統連綿(こうとうれんめん)
天皇の血筋が途絶えることなく、いつまでも続くこと。 「皇統」は天皇の血統のこと。 「連綿」は途切れることなく長く続くこと。 「皇統連緜」とも書く。
情緒纏綿(じょうしょてんめん)
綿裏包針(めんりほうしん)
穏やかで優しそうに見えるが、実際は相手に気付かれないような悪意を持っていること。 「裏」は内側という意味で、柔らかい綿の中に危険な針を隠すという意味から。 「針」は害意のたとえ。 「綿裏に針を包む」とも読む。
綿力薄材(めんりょくはくざい)
弱そうに見えて、心もとないこと。または、才能が少ないこと。 「綿力」は綿のように弱く見える力のこと。 「薄材」は少ししかない才能のこと。
縷縷綿綿(るるめんめん)
中身のない話が長くてしつこいこと。 「縷縷」は糸のように細く長いこと。 「綿綿」は休みなく続くこと。