発縦指示とは

四字熟語 | 発縦指示 |
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読み方 | はっしょうしじ |
意味 | 戦闘の指揮をすること。 または、そのような人のこと。 猟犬を放って猟犬に獲物の場所を指示するという意味から。 項羽を滅ぼした漢の劉邦は、指揮をとった蕭何を戦争の一番の功労者としたが、実際に戦ったわけではないといって、臣下たちが抗議したという故事から。 |
出典 | 『史記』「蕭相国世家」 |
漢検級 | 準1級 |
使用されている漢字
「発」を含む四字熟語
一念発起(いちねんほっき)
何かを成し遂げる決意を固めること。 もとは仏教の言葉で、「一念」は悟りを得ようと心に決めること、「発起」は仏道に入ること。 仏道に入り、悟りを開くことを心に決めるという意味から。
一触即発(いっしょくそくはつ)
非常に緊迫した状態のこと。 「一触」はちょっと触れること。「即発」はすぐに爆発すること。 ちょっとしたことで大変なことが起きるかもしれない危険な状態をいう言葉。
一心発起(いっしんほっき)
何かを成し遂げる決意を固めること。 「発起」は仏教用語で、悟りを得ようとすること。
一発必中(いっぱつひっちゅう)
一度の機会で確実に成功させること。 一発の銃弾や矢を確実に命中させるということから。
引而不発(いんじふはつ)
人に教える時に、基本的な方法だけを教えて、その人が自ら理解するまで待つ方法。 弓の射方を教える時に、弓の引き絞る方法だけを教えて矢を放たないということから。 「引きて発せず」とも、「引きて発たず」とも読む。
英華発外(えいかはつがい)
かくしていた美しくてすぐれた内面が、表に現れること。 「英華」は美しい花や華やかな光のこと。 「発外」は表に出ること。
「縦」を含む四字熟語
奇策縦横(きさくじゅうおう)
相手の思いもよらない変わった策略を思うとおりに行うこと。 「奇策」は誰も考え付かない、変わった策略。 「縦横」は思う通りに振舞うこと。
驕慢放縦(きょうまんほうじゅう)
自分勝手におごり高ぶっている様子。 「驕慢」は他人を見下して、好き勝手にすること。 「放縦」は自分勝手に振る舞うこと。
機略縦横(きりゃくじゅうおう)
状況の変化に合わせて、思いのままに策略をめぐらして用いること。 「機略」は状況に合ったすぐれた策略。 「縦横」はたてとよことということから、思った通りにできるということ。
擒縦自在(きんしょうじざい)
自分の好きなように人を処遇すること。 「擒」は捕まえること。 「縦」は逃がすこと。 捕まえるのも逃がすのも思いのままという意味から。
才弁縦横(さいべんじゅうおう)
すぐれた弁舌を自在に使いこなすこと。 「才弁」はすぐれた弁舌のこと。 「縦横」は思い通りに使いこなすこと。
七縦七擒(しちしょうしちきん)
敵を捕らえたり逃がしたりを繰り返して、力を見せ付けて屈服させて味方にすること。 「縦」は放つこと。 「擒」は捕まえること。 蜀の諸葛亮が、南蛮王孟獲を七回捕らえては逃がすを繰り返しつつ南部を平定して行き、孟獲も最後には二度と反乱を起こさないと誓ったという故事から。 「七擒七縦」ともいう。
「指」を含む四字熟語
頤指気使(いしきし)
横暴な態度で人を酷使すること。 または、横暴な態度で人に指図することのたとえ。 「頤」は顎のこと。 言葉ではなく、顎や指で指示を出すということから。 「頤もて指し気もて使う」とも読む。
齧指痛心(げっしつうしん)
親孝行の情がこの上なく厚いことのたとえ。 中国の春秋時代の曽参は、母親が自宅で指をかむと、胸騒ぎがしてどこにいてもすぐに帰宅する親孝行者だったという故事から。 「指を齧みて心を痛ましむ」と読む。
指差喚呼(しさかんこ)
安全のために指で指し示して、大きな声を出して周囲の状況を確認すること。 「指差」は指で指し示すこと。 「喚呼」は言葉を実際に口から出すこと。 鉄道の運行や危険のある作業現場で、安全のために周囲の状況を確認するための行動をいう。
指天画地(してんかくち)
思ったことをそのまま言ったり、議論したりすることのたとえ。 または、身振り手振りで激しく話しをする様子。 「指天」は天を指差すこと。 「画地」は地に描くこと。 「天を指し地に画す」とも読む。
眥裂髪指(しれつはっし)
激怒する様子。 「眥裂」は眼を大きく見開くこと。 「髪指」は髪の毛が逆立つこと。
指鹿為馬(しろくいば)
間違っていたり、理屈に合わないと理解していても、無理に押し通すこと。 中国の秦の始皇帝の死後に、権力を得ようとした趙高は、二世皇帝に鹿を馬と言って献上した。 そのことに対して、何も言わなかった人や、それは馬だと言った人、鹿だと言った人がいたが、趙高は鹿と言った人は全て処罰したという故事から。 「鹿を指して馬と為す」とも読む。