窮猿投林とは
窮猿投林
きゅうえん-とうりん
四字熟語 | 窮猿投林 |
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読み方 | きゅうえんとうりん |
意味 | 困っている状況の時には、選り好みする余裕はないということ。
または、貧しいときは職を選んでいる余裕は無いということ。 「窮猿」は逃げ場のない状況に追い込まれた猿。 「投林」は林に飛び込むこと。 逃げ場の無い状況に追い込まれた猿が、林の中に飛び込んでも、掴まるための枝を選ぶ余裕はないという意味から。 中国の東晋の李充が言った言葉とされ、貧しかった李充は将軍の参謀に薦められたが、それでは生活が成り立たないと判断して、報酬は多いが地位の低い地方官になったという故事から。 |
出典 | 『晋書』「李充伝」 |
漢検級 | 準2級 |
場面用途 | どうすることもできない |
使用漢字 | 窮 / 猿 / 投 / 林 |
「窮」を含む四字熟語
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「猿」を含む四字熟語
「投」を含む四字熟語
「林」を含む四字熟語
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