「ふく」から始まる四字熟語
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覆雨翻雲(ふくうほんうん)
人の心や、世間の人たちの考えは変わりやすいということ。 「翻」は手のひらを上に向けること。 「覆」は手のひらを下に向けること。 手のひらを上に向ければ雲が発生して、手のひらを返せば雨に変わるという意味から、ほんの少しの時間で状況が全く別のものになるということ。 「手を翻せば雲と作り手を覆せば雨」を略した言葉。 「覆雨翻雲」ともいう。
伏寇在側(ふくこうざいそく)
常に自身の身のまわりの注意を怠らず、慎みのある言動をするべきだということ。 「伏寇」は潜んでいる盗賊、「在側」は近いところにいるという意味。 怠ることなく、いつも注意すべきだという戒めの言葉。 「伏寇(ふくこう)側(かたわら)に在り」とも読む。
複雑怪奇(ふくざつかいき)
様々な要素が絡み合っていて、理由や原因などがよくわからないこと。またはその様子。 「複雑」は物事の関係が互いに絡まり合っていること。 「怪奇」は理解も説明もできない怪しげで奇妙なこと。
複雑多岐(ふくざつたき)
様々な要素が絡み合っている上に、様々なものに関わっていて分かりにくいこと。 「多岐」は道がいくつにも分岐していること。
複雑多様(ふくざつたよう)
物事が様々に込み入っていること。 「複雑」は様々に絡み合っていること。 「多様」はいろいろなものがあること。 「多様複雑」ともいう。
覆車之戒(ふくしゃのいましめ)
先人の失敗を学び、今の戒めにすること。 「覆車」はひっくり返った車の残した車輪の跡のこと。 先に通った車のひっくり返った車輪の跡を見て、同じようにならないように、その場所を通らないようにするという意味から。
腹心内爛(ふくしんないらん)
内側から崩れること。 「腹心」は腹の内側の中心部分。 「内爛」は内側から腐敗すること。
腹心之疾(ふくしんのしつ)
命を落とす可能性の高い、非常に危険な病気。 または、どうすることも出来ない災害や、大きな障害、手ごわい相手のこと。 「腹心」は内臓と心臓のこと。 人にとって重要な部分の病気という意味から。
腹心之臣(ふくしんのしん)
心から信頼できる家臣のこと。 「腹心」は自分の腹や心になるという意味で、確実な信頼をすること。
覆水難収(ふくすいなんしゅう)
一度情勢が変わってしまうと、取り返すのは難しいということのたとえ。または、一度失敗すると取り返すことは難しいということのたとえ。または、一度駄目になった夫婦の関係を戻すことは難しいということのたとえ。 一度こぼしてしまった水は、もう一度集めることはできないという意味から。 「覆水(ふくすい)収(おさ)め難(がた)し」とも読む。
覆水不返(ふくすいふへん)
一度行ったことは、元に戻したり、やり直したりすることは出来ないということ。 または、一度離婚した夫婦の仲は二度と元のようになることはないということ。 こぼれた水は元には戻らないという意味から。 古代中国の周の呂尚は、読書ばかりしていて貧乏だったために妻の馬氏は離婚したが、呂尚が出世すると復縁を求めた。 呂尚は水を地面にこぼして、こぼれた水は二度と元には戻らないと言い、断ったという故事から。 「覆水は返らず」とも読み、多くは「覆水盆に返らず」という形で用いる言葉。
福善禍淫(ふくぜんかいん)
善人には良いことが起きて、悪人には悪いことが起きるということ。 天は善人に幸福を与え、悪人には災いを与えるという意味から。 「善に福(さいわい)し淫(いん)に禍(わざわい)す」とも読む。
不俱戴天(ふぐたいてん)
同じ世界で一緒に生きていくことができないほどに深い恨みや憎しみのこと。 「不俱」は共存することができないこと。 「戴天」は同じ世界にいること。 「俱に天を戴かず」とも読み、もとは父親の仇敵を言う言葉で、同じ世界に生かしてはおかないという意味。
不倶戴天(ふぐたいてん)
同じ世界で一緒に生きていくことができないほどに深い恨みや憎しみのこと。 「不俱」は共存することができないこと。 「戴天」は同じ世界にいること。 「俱に天を戴かず」とも読み、もとは父親の仇敵を言う言葉で、同じ世界に生かしてはおかないという意味。
覆地翻天(ふくちほんてん)
激しく変化すること。または、社会の秩序が乱れること。 「翻」と「覆」はどちらもひっくりかえるという意味で、天地が逆になることから。 「天を翻(ひるがえ)し地を覆(くつがえ)す」とも読む。 「覆地翻天」ともいう。
腹中之書(ふくちゅうのしょ)
広い知識があることを自慢する言葉。 腹の内側に書物がたくさんあるという意味から。 中国の晋のカク隆は七月七日に腹を出して寝ている理由を尋ねられ、書物を虫干しする日だから腹の中の書物を虫干ししていると答えたという故事から。
腹中鱗甲(ふくちゅうりんこう)
気性が激しく、人と争いやすい性質のたとえ。または、性格が陰険で、心がねじけていることのたとえ。 心の中に固い鱗や甲羅があり、触ると触れた側が傷つくということから。
不屈不撓(ふくつふとう)
苦労や困難があっても決して諦めることがないこと。 「不屈」と「不撓」はどちらも決して屈しない、諦めないという意味。 似た意味の語を重ねて強調した言葉。 「不屈不撓」ともいう。
福徳円満(ふくとくえんまん)
様々なものに恵まれていて、何一つ不満がないこと。 「福徳」は幸福と財産があって、不自由しないこと。
不虞之誉(ふぐのほまれ)
偶然手に入れた名誉のこと。 「不虞」は予想外、思ってもいないこと。 手に入れた名誉を謙遜していう言葉。
腹誹之法(ふくひのほう)
心の中で非難するだけで罰する法律のこと。 「腹誹」は心の中で対象を非難すること。 「腹非之法」とも書く。
腹非之法(ふくひのほう)
心の中で非難するだけで罰する法律のこと。 「腹誹」は心の中で対象を非難すること。 「腹非之法」とも書く。
伏竜鳳雛(ふくりゅうほうすう)
能力を発揮する機会がないために人に知られていない英雄。 または、将来的な活躍が期待されている若者のこと。 「伏竜」は地面の中に潜って隠れている竜。 「鳳雛」は中国の伝説上の鳥、鳳凰の雛。
伏竜鳳雛(ふくりょうほうすう)
能力を発揮する機会がないために人に知られていない英雄。 または、将来的な活躍が期待されている若者のこと。 「伏竜」は地面の中に潜って隠れている竜。 「鳳雛」は中国の伝説上の鳥、鳳凰の雛。