「はち」から始まる四字熟語
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破竹之勢(はちくのいきおい)
止めることができないほどの激しい勢いがあること。 植物の竹は、最初の一つ節を割くと、後の節は滞ることなく滑らかに割くことができるということから。
八元八凱(はちげんはちがい)
高い徳を持っていて、清く正しい心の人物のこと。 「元」は善、「凱」は高い徳。 古代中国の神話上の高辛氏の八人の心の清い人物は「八元」と呼ばれ、高陽氏の八人の高い徳を持つ人物は「八凱」と呼ばれていたという故事から。
八字打開(はちじだかい)
心を広く開けて全てを曝け出すこと。 「打開」は開け広げること。 心を八の字に開け広げるという意味から。
八大地獄(はちだいじごく)
仏教で説かれている八種類の地獄。 等活(とうかつ)地獄、黒縄(こくじょう)地獄、衆合(しゅごう)地獄、叫喚(きょうかん)地獄、大叫喚(だいきょうかん)地獄、焦熱(しょうねつ)地獄、大焦熱(だいしょうねつ)地獄、阿鼻(あび)地獄の八つの地獄をいう。
八面美人(はちめんびじん)
人に悪く思われないように、誰かと接するときは愛想良く振る舞い、相手に調子を合わせること。 または、そのような人のこと。 または、誰がどの方向から見ても美しい人のこと。 「八面」は東西南北の四つの方向と、北東、南東、南西、北西の四つの隅を合わせたもののことから、あらゆる方向という意味。 「美人」は容姿が美しいひとのこと。 行動の節操のなさを批判するために使われることが多い言葉。
八面玲瓏(はちめんれいろう)
どの方向からみても曇りの一つもなく透き通っていること。 または、心に不信や疑念などがなく、すっきりと澄んでいること。 または、人付き合いがうまく、誰とでも円満に付き合えること。 「八面」はありとあらゆる方面のこと。 「玲瓏」は宝石のように曇りなく透き通っていて美しい様子や、美しく鮮やかに輝く様子。
八面六臂(はちめんろっぴ)
一人で何人分もの働きをして素晴らしい結果を出すこと。 または、様々な分野で素晴らしい結果を出すこと。 「八面」は八つの顔。「六臂」は六つの腕。 三つの顔と六つの腕を持つ密教の阿修羅像から「三面六臂」という言葉が生まれ、そこからありとあらゆる方向という意味の「八面」に変化したもの。