「はく」から始まる四字熟語
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伯夷叔斉(はくいしゅくせい)
私欲がなく清らかな人格の人のたとえ。 「伯夷」と「叔斉」はどちらも人の名前。 伯夷と叔斉は自国を出て、周の文王に身を寄せた。 文王の死後、息子の武王が後を継ぎ、自身の主君である殷の紂王を討とうとしたので、不忠だと諫(いさ)めたが聞き入れられなかった。 その後、紂王を討ち取った武王が周王朝を建てたが、伯夷と叔斉は主君を討ち取った武王を非難し、周のものを食べることを恥として、周から離れて隠遁した後に餓死したという故事から。
白衣蒼狗(はくいそうく)
時世の変化がはやいことのたとえ。 「蒼狗」は青、または黒い犬のこと。 白衣に見えたかと思えば、すぐに形が変わって犬のように見える、空に浮かぶ雲のように変化がはやいという意味から。 「蒼狗白衣」ともいう。
白衣宰相(はくいのさいしょう)
地位を持っていないのに、大きな権力を持っている人。または、地位を持っていないのに、宰相のような待遇を受けること。 「白衣」は白い色の服のことで、官位にある人は、官位ごとの決まっている色の服を着たということから、官位のない人のこと。 「宰相」は政務を執る官位の最高位のこと。
白衣三公(はくいのさんこう)
地位も権力も持たないものが出世して高官になること。 「白衣」は白い色の服のことで、官位にある人は、官位ごとの決まっている色の服を着たということから、官位のない人のこと。 「三公」は丞相、太尉、御史大夫という最高権力をもつ三つの官職のこと。 漢の公孫弘は、生まれは平民だったが、出世して丞相になったという故事から。 「白衣より天子の三公となる」を略した言葉。
伯夷之清(はくいのせい)
清らかで気高い人のたとえ。 「伯夷」は人の名前。 古代中国の殷の人物で、君主と臣下が義を大切にし、王朝が交代するときには節操を守り、新しい王朝に仕えなかったことから、清廉の極みとされている。
博引旁証(はくいんぼうしょう)
たくさんの資料や例を引用して、しっかりとした証拠を出して議論すること。 「博引」はたくさんの資料や事例を用いて説明すること。 「旁証」は証拠となるものを出して見せること。
白雲孤飛(はくうんこひ)
旅の途中で親を思うことのたとえ。 「孤」は一つだけあること。 空に一つだけ浮いている雲を見て、その雲の下にいるであろう親のことを思い浮かべて悲しむこと。
白屋之士(はくおくのし)
役人になることなく、貧しい生活をしている学者や知識人のこと。 「白屋」は白い茅葺きの屋根の家ということから、普通の市民や貧しい家のことをいう。
博学才穎(はくがくさいえい)
学識が豊かで、才能と知恵があること。 「博学」は学問で得た見識が高いこと。 「才穎」は才能と知恵がすぐれていること。
博学審問(はくがくしんもん)
様々な学問を広く学び、深く細かいことを詳しく問うこと。 儒教の朱子学の学問の過程にある「学、問、思、弁、行」のうち、学と問のことを意味する言葉。 「審問」は詳しく調べて、細かいことを訪ねること。
博学卓識(はくがくたくしき)
豊かな学識があり、本質を見通す判断力がすぐれていること。 「博学」は学問で得た見識が高いこと。 「卓識」は本質を見通す判断力がすぐれていること。
博学多才(はくがくたさい)
幅広い知識があり、様々な優れた才能を持っていること。 「博学」は様々な分野の知識が豊かなこと。 「多才」は様々な才能に恵まれていること。
博学多識(はくがくたしき)
学識が豊かで、様々なことを知っていること。 「博学」と「多識」はどちらも学問で得た見識が高いこと。
博学篤志(はくがくとくし)
様々なことを熱心に学ぶこと。 学問を志す者の心構えをいう言葉。 「篤志」は情熱を込めて志すこと。 「博(ひろ)く学び篤(あつ)く志す」とも読む。
博学能文(はくがくのうぶん)
幅広い知識を有し、優れた文章を創り出す能力に長けていること。
伯牙絶弦(はくがぜつげん)
非常に深い関係の親友を失った悲しみ。 「伯牙」は中国の春秋時代の人の名前。 琴の名手である伯牙は、自分の一番の理解者であり、親友だった鐘子期が亡くなり、自分の琴を理解してくれる人はもういないといい、琴の弦を切って、二度と弾くことはなかったという故事から。 「伯牙絶絃」とも書く。
伯牙絶絃(はくがぜつげん)
非常に深い関係の親友を失った悲しみ。 「伯牙」は中国の春秋時代の人の名前。 琴の名手である伯牙は、自分の一番の理解者であり、親友だった鐘子期が亡くなり、自分の琴を理解してくれる人はもういないといい、琴の弦を切って、二度と弾くことはなかったという故事から。 「伯牙絶絃」とも書く。
白眼青眼(はくがんせいがん)
相手によって応対を変えること。 中国の晋の賢者の阮籍は、気に入らない客には白い目をしてそっけなく扱い、気に入った客には青い目をして喜んで迎えたという故事から。
璞玉渾金(はくぎょくこんきん)
すぐれた人物になる才能を秘めていること。 宝石の原石と精錬されていない鉱石との意から。 「璞玉」は、掘り出したばかりで磨かれていない宝玉の原石。 「渾金」は、あらがね、精錬されていない鉱石。 「渾金璞玉」ともいう。
白玉微瑕(はくぎょくのびか)
非常にすぐれた人や物に、わずかな欠点があること。 「白玉」は白い宝石。 「微瑕」は少しきずがあること。 白く美しい宝石に少しだけきずがあるという意味から。
白玉楼成(はくぎょくろうせい)
文人の死をいう言葉。 「白玉楼」は天にあるとされる、白く美しい宝石で作られた楼閣のことで、文人の死後に行くとされている場所のこと。 中国の詩人の李賀のところに天からの使者が現れ、「天帝が白玉楼を作り、李賀を招いてその記を書かせることになった」と言われ、まもなく死んだという故事から。
白玉楼中(はくぎょくろうちゅう)
文人の死をいう言葉。 「白玉楼」は天にあるとされる、白く美しい宝石で作られた楼閣のことで、文人の死後に行くとされている場所のこと。 中国の詩人の李賀のところに天からの使者が現れ、「天帝が白玉楼を作り、李賀を招いてその記を書かせることになった」と言われ、まもなく死んだという故事から。
白虹貫日(はくこうかんじつ)
心が天に伝わること。 または、戦乱になって君主に危険が迫ることのたとえ。 白い虹が太陽を貫く現象をいい、この現象は願いが天に伝わったときや、戦乱によって危険な状況に陥る前兆として発生するとされている。 「白虹(はくこう)日(ひ)を貫く」とも読む。
博古通今(はくこつうこん)
過去の出来事から今の出来事まで、様々な出来事を詳しく知っていること。広い知識を持っていること。 「博古」は昔のことを広く知っていること。 「通今」は今のことを詳しく知っていること。 「古(いにしえ)に博(ひろ)く今(いま)に通ず」とも読む。 「通今博古」ともいう。
白沙青松(はくさせいしょう)
海岸の美しい景色を言い表す言葉。 「白砂」は白い砂、「青松」は青々と生い茂った松の林のことで、主に日本の美しい海岸線のことをいう。 「白沙青松」とも書く。
白砂青松(はくさせいしょう)
海岸の美しい景色を言い表す言葉。 「白砂」は白い砂、「青松」は青々と生い茂った松の林のことで、主に日本の美しい海岸線のことをいう。 「白沙青松」とも書く。
白紙委任(はくしいにん)
人に頼みごとをする時に、こちらから条件をつけずに相手に全て任せること。 「白紙」は何も書いていない真っ白な紙。または、自分の見解を持っていないこと。 「委任」は他の人に全て任せること。
博識洽聞(はくしきこうぶん)
様々な経験をしていて、様々な知識を深く知っていること。 「博識」は広い知識があること。 「洽聞」は様々な経験があること。 「博識広聞」とも書く。
博識広聞(はくしきこうぶん)
様々な経験をしていて、様々な知識を深く知っていること。 「博識」は広い知識があること。 「洽聞」は様々な経験があること。 「博識広聞」とも書く。
博識多才(はくしきたさい)
幅広く様々な知識があり、様々なことへの優れた才能を持っていること。 「博識」は様々な分野の知識が豊かなこと。 「多才」は様々なことへの才能に恵まれていること。
博施済衆(はくしさいしゅう)
出来る限りたくさんの人々に恵を与え、一人でも多く苦しみから救うこと。 「博施」は多くの人々に恩恵を与えること。 「済衆」は多くの人々を救うこと。 政治を行う者の心得をいう言葉。 「博(ひろ)く施し衆(しゅう)を済(すく)う」とも読む。
薄志弱行(はくしじゃっこう)
何かを成そうとする気持ちが弱く、決断力や実行力が乏しいこと。 「薄志」は何かを成そうとする志が弱いこと。 「弱行」は決断力や実行力に欠けること。
白紙撤回(はくしてっかい)
要求や計画を取り下げて、なかったものとすること。 「白紙」は何も書かれていない、真っ白な紙のように何もないこと。 「撤回」は一度出した意見や計画などを取り下げること。
白沙青松(はくしゃせいしょう)
海岸の美しい景色を言い表す言葉。 「白砂」は白い砂、「青松」は青々と生い茂った松の林のことで、主に日本の美しい海岸線のことをいう。 「白沙青松」とも書く。
白砂青松(はくしゃせいしょう)
海岸の美しい景色を言い表す言葉。 「白砂」は白い砂、「青松」は青々と生い茂った松の林のことで、主に日本の美しい海岸線のことをいう。 「白沙青松」とも書く。
白首一節(はくしゅいっせつ)
年老いても節操を守り通すこと。または、節操を堅く守ること。 「白首」は白髪頭のことから、老人のたとえ。 「一節」は最初から貫き通している節操ということ。 「白首(はくしゅ)まで一節なり」とも読む。
柏舟之操(はくしゅうのそう)
夫を亡くした妻が貞操を守って、二度と結婚しないこと。 「柏舟」は『詩経』の中にある篇の名前。 古代中国の春秋時代、衛の国の太子だった共伯の妻の共姜は、共伯が亡くなった後に再婚を勧められても断り、「柏舟」の詩を作って、貞操を守り続けることを誓ったという故事から。
柏舟之操(はくしゅうのみさお)
夫を亡くした妻が貞操を守って、二度と結婚しないこと。 「柏舟」は『詩経』の中にある篇の名前。 古代中国の春秋時代、衛の国の太子だった共伯の妻の共姜は、共伯が亡くなった後に再婚を勧められても断り、「柏舟」の詩を作って、貞操を守り続けることを誓ったという故事から。
拍手喝采(はくしゅかっさい)
拍手をしながら大きな声で褒めたてること。 「喝采」は大きな声を出して褒めたてること。
白手起家(はくしゅきか)
全く何も無い状態から事業を起こし、一代で繁栄させること。 「白手」は手に何も持っていないこと。 「起家」は家を栄えさせること。 「白手(はくしゅ)もて家を起こす」とも読む。
白首窮経(はくしゅきゅうけい)
歳をとって老いるまで学問に精を出すこと。 「白首」は白い頭という意味から、白髪頭のことで老人のたとえ。 「窮経」は儒教の基本経典とされる五経を研究すること。
白首北面(はくしゅほくめん)
年老いても衰えることのない向上心を持ち続けること。 または、知識のないものは、年老いた人でも、幼い子どもでも教えを受けるべきであるということ。 「白首」は髪が白くなった頭という意味から、老人のこと。 「北面」は北を向いて座ることで、中国では地位の高い者は南を向いて座るという習慣から、師の指導を仰ぐことをいう。
薄唇軽言(はくしんけいげん)
口数が多く、口が軽いこと。 おしゃべりな人を遠まわしに非難する言葉。
白日昇天(はくじつしょうてん)
仙人になること。 または、身分の低い人が急に高い身分と多くの財産を得ること。 または、身分の低い人が大いに出世すること。 昼間に天に昇るという意味から。
白日青天(はくじつせいてん)
雲一つない晴れ渡った青空と輝く太陽のこと。 転じて、やましいことが一切ないことのたとえ。 または、無実が明らかになり、疑いが晴れることのたとえ。 「青天」は晴れ渡った青空のこと。 「白日」は明るく輝く太陽のこと。 「白日青天」ともいう。
白水真人(はくすいしんじん)
後漢が急激に繁栄することを予言した言葉。 または、中国の貨幣の異称。 中国の前漢を倒して新を興した王莽は、貨幣に「金刀」と印字されているのを見て、「金刀」は組み合わせると「劉」となり、劉氏の復興の兆しになるとして「貨泉」と改めた。 しかし、「貨泉」も分解すると「貨」は「眞(真)人」、「泉」は「白水」になり、白水郷から劉秀が現われて後漢を興す兆しになったという故事から。
伯仲叔季(はくちゅうしゅくき)
兄弟の順序の呼び名。 一番上の兄から順番に「伯」、次男を「仲」、三男を「叔」、末弟を「季」と呼ぶ。
伯仲之間(はくちゅうのかん)
能力が拮抗していて、優劣をつけるのが難しいこと。 「伯」は長男、「仲」は次男のことで、「伯仲」はよく似ていて、力がほぼ同じであることのたとえ。
白兎赤烏(はくとせきう)
時間のこと。 「白兎」は月に住んでいるとされる白い兎。 「赤烏」は太陽の中に住んでいるとされている三本足の烏。 どちらも中国の伝説で、月と日のことをいい、そこから時間のたとえとして用いられる。
白荼赤火(はくとせきか)
戦場全体に軍隊を展開すること。 「白荼」は植物のちがやの白い花。 白い色の軍隊と、赤い色の軍隊が向き合っている様子を白いちがやの花と、赤い火にたとえたもの。 中国の春秋時代の呉と晋の戦争で、互いに一万の方陣を作ったのを見てたとえたという故事から。
白髪青袗(はくはつせいさん)
歳をとってから官職につくこと。 「白髪」は白い髪のことで、歳老いた人のこと。 「青袗」は浅黄色の短い着物のことで、中国の宋の時代、位の低い文官の着ていたとされる制服のこと。
白髪青袗(はくはつせいしん)
歳をとってから官職につくこと。 「白髪」は白い髪のことで、歳老いた人のこと。 「青袗」は浅黄色の短い着物のことで、中国の宋の時代、位の低い文官の着ていたとされる制服のこと。
白波之賊(はくはのぞく)
集団で略奪を行う、盗賊のこと。 「白波」は盗賊のこと。 中国の後漢の末期に、黄巾賊の残党が白波谷にこもって盗賊をしていたために白波族と呼ばれたという故事から。
白板天子(はくはんのてんし)
北方の異民族が東晋の天子を呼ぶ時の呼び名。 「白板」は何も書かれていない板。 中国の六朝時代は、官位を任命する場合、板に名前を書いていたということから、正式に任命されずに即位した天子のことをいう。 中国の晋王朝は、北方の異民族に侵攻されて、南の地へ都を移して、国家としての正式な印章を持たずに東晋を開いたという故事から。
白馬非馬(はくばひば)
詭弁やこじつけのこと。 中国の戦国時代の公孫竜が唱えた論で、「白馬」は色を表す「白」と、形を表す「馬」という二つの概念を合わせたものなので、動物の「馬」とは全く別のものであって、「馬」ではないということ。 「白馬(はくば)は馬(うま)に非(あら)ず」とも読む。
白眉最良(はくびさいりょう)
たくさんのものの中で一番すぐれていること。 中国三国時代、蜀の馬氏の五人兄弟はみな優秀であり、全員の字(あざな)に「常」の字がついていた。 中でも、馬良はひときわすぐれおり、幼い頃から眉に白い毛が混ざっていたことから「白眉」と呼ばれ、「馬氏の五常、白眉最も良し」といわれたという故事から。
博物究理(はくぶつきゅうり)
様々な物事に精通していて、道理をきわめること。または、自然現象を研究する学問、自然科学のこと。 「博物」は全ての事情に精通しているということ。または、自然物を研究する博物学のこと。 「窮理」は物事の道理をきわめること。または、物理学のこと。 「博物究理」とも書く。
博物窮理(はくぶつきゅうり)
様々な物事に精通していて、道理をきわめること。または、自然現象を研究する学問、自然科学のこと。 「博物」は全ての事情に精通しているということ。または、自然物を研究する博物学のこと。 「窮理」は物事の道理をきわめること。または、物理学のこと。 「博物究理」とも書く。
薄物細故(はくぶつさいこ)
意味のない些細なこと。価値がなく役に立たないこと。 「薄物」と「細故」はどちらも意味も価値もないちょっとした物事という意味。
博聞彊記(はくぶんきょうき)
様々なことを聞き知っていて、その内容をしっかりと覚えていること。 「博聞」は色々なことを聞き知っていること。 「強記」はしっかりと覚えていること。 「博聞彊記」とも書く。
博聞強記(はくぶんきょうき)
様々なことを聞き知っていて、その内容をしっかりと覚えていること。 「博聞」は色々なことを聞き知っていること。 「強記」はしっかりと覚えていること。 「博聞彊記」とも書く。
博聞強識(はくぶんきょうし)
様々なことを聞き知っていて、その内容をしっかりと覚えていること。 「博聞」は色々なことを聞き知っていること。 「彊識」はしっかりと覚えていること。 「博聞強識」とも書く。
博聞彊識(はくぶんきょうし)
様々なことを聞き知っていて、その内容をしっかりと覚えていること。 「博聞」は色々なことを聞き知っていること。 「彊識」はしっかりと覚えていること。 「博聞強識」とも書く。
博聞彊識(はくぶんきょうしき)
様々なことを聞き知っていて、その内容をしっかりと覚えていること。 「博聞」は色々なことを聞き知っていること。 「彊識」はしっかりと覚えていること。 「博聞強識」とも書く。
博聞強識(はくぶんきょうしき)
様々なことを聞き知っていて、その内容をしっかりと覚えていること。 「博聞」は色々なことを聞き知っていること。 「彊識」はしっかりと覚えていること。 「博聞強識」とも書く。
博文約礼(はくぶんやくれい)
数多く様々な書物を読んで学問を修め、礼を基準にまとめて実際に行うこと。 「博文」は数多くの書物を読んで学ぶこと。 「約」は締めくくる、まとめるという意味。 「礼」は儒教で重要とされる道徳や、社会的規範のこと。 「博く文を学び、之を約するに礼を以てす」を略した言葉。
白璧断獄(はくへきだんごく)
罪の疑わしい者には罰を与えることなく、功績の疑わしい者には賞を与えるということ。 「白璧」は白い宝石。 「断獄」は罪を犯した者を裁くこと。 中国の梁の王が判決を出しにくい事件について、陶朱公に聞くと、同じに見える宝石でも角度を変えて見れば厚さが違い、見た目は同じでも価値は違うと言われ、罪の疑わしい者には罰を与えることなく、功績の疑わしい者には賞を与えたという故事から。
白璧微瑕(はくへきのびか)
非常にすぐれた人や物に、わずかな欠点があること。 「白璧」は白い宝石。 「微瑕」は少しきずがあること。 白く美しい宝石に少しだけきずがあるという意味から。
薄暮冥冥(はくぼめいめい)
日が暮れる頃の薄暗い様子。 「薄暮」は日が暮れる頃、夕暮れ。 「冥冥」は暗くてはっきりと区別できない様子。
薄暮冥々(はくぼめいめい)
日が暮れる頃の薄暗い様子。 「薄暮」は日が暮れる頃、夕暮れ。 「冥冥」は暗くてはっきりと区別できない様子。
白面書郎(はくめんしょろう)
若くて経験の少ない人や、若くて学問を十分に修練していない人のたとえ。 「白面」は白い顔という意味から、年が若く経験の足りない人のこと。 「書郎」は学問をする人のこと。
白面書生(はくめんのしょせい)
若くて経験の少ない人や、若くて学問を十分に修練していない人のたとえ。 「白面」は白い顔という意味から、年が若く経験の足りない人のこと。 「書生」は学問をする人のこと。
伯瑜泣杖(はくゆきゅうじょう)
両親が年をとって衰えたことに気がつき、悲しむこと。 「伯兪」は中国の漢の時代の人の名前。 「杖」は鞭のこと。 親孝行で知られていた伯兪は、過ちの罰として母親に鞭でたたかれたが、少しも痛みを感じなかったことに母親が老いて衰えたことを感じて泣いたという故事から。 「伯兪(はくゆ)杖(つえ)に泣く」とも読む。 「伯瑜泣杖」とも書く。
伯兪泣杖(はくゆきゅうじょう)
両親が年をとって衰えたことに気がつき、悲しむこと。 「伯兪」は中国の漢の時代の人の名前。 「杖」は鞭のこと。 親孝行で知られていた伯兪は、過ちの罰として母親に鞭でたたかれたが、少しも痛みを感じなかったことに母親が老いて衰えたことを感じて泣いたという故事から。 「伯兪(はくゆ)杖(つえ)に泣く」とも読む。 「伯瑜泣杖」とも書く。
伯楽一顧(はくらくのいっこ)
賢者がすぐれた君主に才能が認められ、重要な地位を与えられること。 「伯楽」は中国の春秋時代の人の名前。 伯楽が一度振り返るという意味から。 伯楽は名馬を見分ける達人として有名で、馬を市場に出したが三日売れなかったために、伯楽に振り返ってくれるように頼んだところ、その日のうちに十倍の値段がついて売れたという故事から。
博覧強記(はくらんきょうき)
様々な種類の書物を読み、それらの書物から得た知識をしっかりと記憶していること。 または、知識が豊富なこと。 「博覧」は様々な分野の書物を読んでいるために、知識が豊富なこと。 「強記」はすぐれた記憶力を持っていること。 「博覧彊記」とも書く。
博覧彊記(はくらんきょうき)
様々な種類の書物を読み、それらの書物から得た知識をしっかりと記憶していること。 または、知識が豊富なこと。 「博覧」は様々な分野の書物を読んでいるために、知識が豊富なこと。 「強記」はすぐれた記憶力を持っていること。 「博覧彊記」とも書く。
博覧多識(はくらんたしき)
学識が豊かで、様々なことを知っていること。 「博覧」と「多識」はどちらも学問で得た見識が高いこと。
薄利多売(はくりたばい)
物の値段を下げて、そのかわりに数を多く売ることで利益を増やすこと。 商売の一つの方法で、利益を薄くして数を多く売ること。
白竜魚服(はくりゅうぎょふく)
身分の高い人が気付かれないように出掛けて、不幸な出来事にあうこと。 「白竜」は白い竜ということから、天帝の使者のこと。 「魚服」は魚の服装をするという意味から、身分の高い人がみすぼらしい格好をすることのたとえ。 天帝の使者である白い竜が魚の姿になって泳いでいると、漁師の予且に目を射抜かれて捉えられたという故事から。
白竜魚服(はくりょうぎょふく)
身分の高い人が気付かれないように出掛けて、不幸な出来事にあうこと。 「白竜」は白い竜ということから、天帝の使者のこと。 「魚服」は魚の服装をするという意味から、身分の高い人がみすぼらしい格好をすることのたとえ。 天帝の使者である白い竜が魚の姿になって泳いでいると、漁師の予且に目を射抜かれて捉えられたという故事から。
白竜白雲(はくりょうはくうん)
古代中国で使われていた、裁判官の別名。 「白竜」と「白雲」はどちらも古代中国での裁判官の別名で、「白竜」は伏羲の時代、「白雲」は黄帝の時代。