「へん」で終わる四字熟語
「へん」で終わる四字熟語 — 23 件
一字褒貶(いちじほうへん)
文章を書く際の一字の使い分けで、人を褒めたりけなしたりすること。 「褒」は褒めること。 「貶」はけなすこと。 歴史書"春秋"の表現様式のことをいう。
一成不変(いっせいふへん)
一度出来上がったものは、二度と変えるが出来ないということ。 一度出来上がってしまうと、それを変えるは難しいので、慎重を期してすべきであるという戒めの言葉。 「一成」は完成すること。
雲蒸竜変(うんじょうりょうへん)
英雄や豪傑などが良い時期に現れて活躍すること。 「雲蒸」は雲がわき起こること。 「竜変」は竜が思うままに動きまわること。 舞い上がる竜は雲をわき起こし、さらに勢いを増しながら自在に活躍するという意味から。
永遠不変(えいえんふへん)
いつまでも変化しないこと。 「永遠」は永久、終わることなく続くこと。 「不変」は変わらないこと。
永久不変(えいきゅうふへん)
いつまでも、どれだけ時間がたっても変わらないこと。
永劫不変(えいごうふへん)
いつまでも変化しないこと。 「永劫」は永久、終わることなく続くこと。 「不変」は変わらないこと。
応用無辺(おうようむへん)
仏や菩薩は、衆生を苦しみから救うためならいつでもどこでも自由に現れるということ。 「無辺」は限りがないということ。
毀誉褒貶(きよほうへん)
ほめることとけなすこと。 または、ほめる人もいればけなす人もいるという意味から、世間の評判のこと。 「毀」と「貶」はどちらも欠点を悪く言う、非難するという意味。 「誉」と「褒」はどちらもほめるという意味。 同じような意味の言葉を重ねて強調した言葉。
君子豹変(くんしひょうへん)
信念を持たずに考えや態度をあっさりと変えること。 元は「人格者は間違いをすぐに認めて改める」という良い意味で使われていたが、現在は悪い意味で使われることが多い言葉。 「君子」は徳のあるすばらしい人物のこと。 「豹変」は豹の毛が生え変わるときに模様が美しく変化することで、ここでは考えや態度を急に変えることのたとえ。
宏大無辺(こうだいむへん)
果てがないほど、広々としていること。 「宏大」は広くて大きいこと、「無辺」は果てがないこと。 「広大無辺」「洪大無辺」とも書く。
随機応変(ずいきおうへん)
状況の変化に応じて対処する方法を適切にかえること。 「応変」は変化に応じて対処すること。
滄桑之変(そうそうのへん)
世の中の移り変わりが激しいことのたとえ。 「滄海」は大海のこと。 「桑田」は桑畑のこと。 大海だった所が桑畑になるような変化が起こるとの意から。 「滄海変じて桑田と為る」を略した言葉。 「桑田滄海」「桑海之変」「滄桑之変」「桑田碧海」「滄桑之変」などともいう。
大賢虎変(たいけんこへん)
すぐれた賢者が、時の流れに合わせて、日々自己変革すること。 または、すぐれた統治者の制度変革によって、古い制度が新しくてより良い制度に改められること。 「大賢」は徳があって立派な人。 「虎変」は虎の毛が美しく立派に生え変わること。 見事に変化や改革をすることのたとえ。
大人虎変(たいじんこへん)
すぐれた賢者が、時の流れに合わせて、日に日に自己変革すること。または、すぐれた統治者の制度変革によって、古い制度が新しくてよりよい制度に改められること。 「大人」は徳があって立派な人、「虎変」は虎の毛が美しく立派に生え変わることから、変化や改革を見事にすることのたとえ。
談虎色変(だんこしきへん)
実際に経験したことがある者だけが真実を知っているということ。 実際に虎に襲われたことがある人は、虎という言葉を聞くと、その恐怖を思い出して顔色が変わるという意味から。 「虎(とら)を談じて色(いろ)変ず」とも読む。
朝改暮変(ちょうかいぼへん)
命令や制令、法律などがすぐに変わってしまい、しっかりと定まることがないこと。 朝に出した命令や法律などが、夕方には変わるという意味から。
天災地変(てんさいちへん)
自然が変化することが原因で起こる様々な災いのこと。 地震や台風、落雷、洪水、津波などの災害をいう。
筆削褒貶(ひっさくほうへん)
公正で厳しく批評する春秋筆法を評する言葉。 「筆削」は必要な言葉を書き足したり、不必要な言葉を削ったりすること。 「褒貶」はよいところは褒め、悪いところは貶すこと。
風月無辺(ふうげつむへん)
自然の風景が極めて美しいこと。 「風月」は自然の美しさ、特に風や月などの風情や景色。 「無辺」はその美しさが際限なく、広々としていること。 自然界の壮大さや美しさに感動したり、その無限の広がりを称賛する言葉。
覆水不返(ふくすいふへん)
一度行ったことは、元に戻したり、やり直したりすることは出来ないということ。 または、一度離婚した夫婦の仲は二度と元のようになることはないということ。 こぼれた水は元には戻らないという意味から。 古代中国の周の呂尚は、読書ばかりしていて貧乏だったために妻の馬氏は離婚したが、呂尚が出世すると復縁を求めた。 呂尚は水を地面にこぼして、こぼれた水は二度と元には戻らないと言い、断ったという故事から。 「覆水は返らず」とも読み、多くは「覆水盆に返らず」という形で用いる言葉。
無私無偏(むしむへん)
自分の利益などを考えずに公平に行動や判断をすること。 「無偏」は偏ることがないこと。
無量無辺(むりょうむへん)
どこまでも広く大きいこと。 「無量」は量ることが出来ないほど数が多いこと。 「無辺」は程度が非常に大きいこと。 仏教の言葉で、物事の程度や分量などの見当をつけることができないほど大きいことをたとえた言葉。
臨機応変(りんきおうへん)
状況の変化に応じて対処する方法を適切にかえること。 「臨機」は時と場合に応じて適切な手段をとること。 「応変」は変化に応じて対処すること。
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