「く」で終わる四字熟語
「く」で終わる四字熟語 — 736 件
都門桂玉(ともんけいぎょく)
他の土地からやってきて、物価の高さで生活に苦労すること。 「桂」は香木、「玉」は宝玉。 戦国時代の遊説家の蘇秦が、楚の威王を訪れたところ、面会までに三か月も待たされてしまい、その間、宝玉より高い食べ物や香木より高い薪の値段に悩まされ、生活に苦労したという故事から。
堂下周屋(どうかのしゅうおく)
廊下のこと。 建物の部屋と部屋をつなぐ通路のこと。 「周屋」は部屋の周りをめぐるという意味。
同甘共苦(どうかんきょうく)
苦しいことも楽しいことも分かち合うこと。 「甘(かん)を同じくし苦を共にす」とも読む。
同工異曲(どうこういきょく)
見た目は違っているが、手法や技術に大きな差がないこと。 「曲」は音曲のこと。 「工」は技術、技巧のこと。 同じ技巧の音曲でも味わいが異なっていたり、同じ技巧の詩文でも趣が異なっていること。 「同工異曲」ともいう。
道之以徳(どうしいとく)
道徳心を育てることで、人々は各々に考え、正しい生き方や考え方をするようになるということ。 「之(これ)を道(みちび)くに徳を以(もっ)てす」とも読む。
同心協力(どうしんきょうりょく)
心を一つにして、皆と力を合わせて物事に取り組むこと。
同心戮力(どうしんりくりょく)
心を合わせて協力すること。 「同心」は心を合わせること。 「戮力」は力を合わせること。 「心を同じくして力を戮(あわ)す」とも読む。 「戮力同心」ともいう。
同声異俗(どうせいいぞく)
生まれながらにして持っている素質は同じだが、教育や生活の環境によって人格に差が生じること。 教育の重要性を説いた荀子の言葉で、赤子の泣き声は同じでも、民族が違えば異なる風俗や習慣を身につけるということ。 「声を同じくして俗を異にす」とも読む。
銅駝荊棘(どうだけいきょく)
国が滅ぼされることを嘆くことのたとえ。 「銅駝」は銅製のラクダの像のこと。 「荊棘」は荊(いばら)、または荒れ果てること。 中国、晋の索靖は国が乱れることを予知し、「宮門に飾ったラクダの像も、やがて荒れ果てたいばらの中に埋もれるだろう」と嘆いたという故事から。 「銅駝の荊棘中に在るを歎く」を略した言葉。 「荊棘銅駝」ともいう。
洞庭春色(どうていしゅんしょく)
みかんを使って発酵、熟成させて作った酒のこと。 「洞庭」は中国にある湖の名前、洞庭湖のことで、洞庭湖の春の景色という意味から。 中国では立春の日にこの酒を飲んでいたとされている。
銅頭鉄額(どうとうてつがく)
勇敢で強いことのたとえ。 または、槍や刀を通さない、頑丈な甲冑を身に付けた勇ましい兵士のこと。 銅の頭と鉄の額という意味から。
同風一俗(どうふういちぞく)
全国のしきたりや、ならわしが同じものになり、統一されること。 「風(ふう)を同じく俗を一(いつ)にす」とも読む。
同袍同沢(どうほうどうたく)
苦労を分かち合った友人。親友、戦友。 「袍」は中に綿を入れた服のことで、防寒用の服。 「沢」は汗取りのことで、下着のこと。 衣服を貸し合って助けあった友人という意味から。
洞房花燭(どうぼうかしょく)
結婚して初めての夜。新婚初夜。 「洞房」は家の奥にある女性の部屋のこと。閨房。 「花燭」は華やかなろうそくの灯りのことから、婚礼という意味。 「花燭」は「華燭」とも書く。 「花燭洞房(華燭洞房)」ともいう。
貪欲吝嗇(どんよくりんしょく)
強欲で、ひどく物惜しみする様子。 「貪欲」は非常に欲深いこと。 「吝嗇」は極めてけちなこと。 「貪慾吝嗇」とも書く。
貪吝刻薄(どんりんこくはく)
強欲で冷血なこと。 「貪吝」は強欲なこと。 「刻薄」は人間らしい温かな心を持っていないこと。
内清外濁(ないせいがいだく)
心は清潔さを保ちながら、外見は汚れたように装い、世俗とうまく付き合う処世術のこと。
難攻不落(なんこうふらく)
非常に攻めることが難しく、容易には陥落しないこと。 または、事が思い通りに進まないこと。 「難攻」は攻めることが難しいという意味。 「不落」は落城することがないという意味。
南山不落(なんざんふらく)
城や城塞などが堅固で陥落しないことのたとえ。 「南山」は堅固や長寿の象徴とされる中国の山、終南山のこと。
肉袒面縛(にくたんめんばく)
降伏してその相手に臣下にしてほしいと請い願うこと。 「肉袒」は上半身を脱ぎ裸になることで、どんな罰でも受けるという降伏の意思を表すこと。 「面縛」は手を後ろに縛って、顔だけを見せることで、死の覚悟をすることのたとえ。
二人三脚(ににんさんきゃく)
二人一組で横に並び、隣り合った足首をひもで結んで走る競走。 また、二人が協力し合って物事を遂行することのたとえ。
人情澆薄(にんじょうぎょうはく)
人々が冷淡な様子。 「人情」は人としての思いやりや慈しみの心。 「澆薄」は情が薄いこと。
人人具足(にんにんぐそく)
全ての人が生まれた時から完全に具(そな)わっているということ。 仏教の言葉で、全ての人は生まれつきに仏になることのできる素質を、完全な形で具わっているということをいう。 「人人具足、箇箇円成」という形で使うことの多い言葉。
念念刻刻(ねんねんこくこく)
過ぎていく時間と一緒に。次第に。または、いつもということ。 「念念」は一瞬一瞬ということ。 「刻刻」は経過する時間と共にということ。 仏教の言葉。
廃寝忘食(はいしんぼうしょく)
他のことを忘れてしまうほど、一つのことに夢中になること。 または、集中して一つのことを頑張ること。 「廃寝」は寝ることをやめる、「忘食」は食事を忘れることで、寝ることもせず食べることも忘れるほど没頭するという意味から。
廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)
仏教を排斥する運動のこと。 特に、明治元年の神仏分離令によって起きた、仏教の排斥運動を指す。寺院や仏像などの破壊が行われた。
白衣蒼狗(はくいそうく)
時世の変化がはやいことのたとえ。 「蒼狗」は青、または黒い犬のこと。 白衣に見えたかと思えば、すぐに形が変わって犬のように見える、空に浮かぶ雲のように変化がはやいという意味から。 「蒼狗白衣」ともいう。
白波之賊(はくはのぞく)
集団で略奪を行う、盗賊のこと。 「白波」は盗賊のこと。 中国の後漢の末期に、黄巾賊の残党が白波谷にこもって盗賊をしていたために白波族と呼ばれたという故事から。
白璧断獄(はくへきだんごく)
罪の疑わしい者には罰を与えることなく、功績の疑わしい者には賞を与えるということ。 「白璧」は白い宝石。 「断獄」は罪を犯した者を裁くこと。 中国の梁の王が判決を出しにくい事件について、陶朱公に聞くと、同じに見える宝石でも角度を変えて見れば厚さが違い、見た目は同じでも価値は違うと言われ、罪の疑わしい者には罰を与えることなく、功績の疑わしい者には賞を与えたという故事から。
白竜魚服(はくりょうぎょふく)
身分の高い人が気付かれないように出掛けて、不幸な出来事にあうこと。 「白竜」は白い竜ということから、天帝の使者のこと。 「魚服」は魚の服装をするという意味から、身分の高い人がみすぼらしい格好をすることのたとえ。 天帝の使者である白い竜が魚の姿になって泳いでいると、漁師の予且に目を射抜かれて捉えられたという故事から。
播糠眯目(はこうべいもく)
ほんの些細な問題が、判断の誤りに繋がることがあることのたとえ。 または、自分以外の働きによって、方向を見失うことのたとえ。 糠(ぬか)を撒き散らして、目をくらますことから。 「糠(ぬか)を播(ま)き目(め)を眯(くら)ます」とも読む。
八大地獄(はちだいじごく)
仏教で説かれている八種類の地獄。 等活(とうかつ)地獄、黒縄(こくじょう)地獄、衆合(しゅごう)地獄、叫喚(きょうかん)地獄、大叫喚(だいきょうかん)地獄、焦熱(しょうねつ)地獄、大焦熱(だいしょうねつ)地獄、阿鼻(あび)地獄の八つの地獄をいう。
白駒空谷(はっくくうこく)
賢者が官職などに取り立てられず、公的な機関に属していないこと。 「白駒」は賢者が乗るとされる白い毛の馬ということから、賢者のたとえ。 「空谷」は人の気配が全くない谷。 白馬が誰もいない谷にいるという意味から。
発憤忘食(はっぷんぼうしょく)
食事を忘れるほどに気合を入れて取り組むこと。 「発憤」は気持ちを奮い立たせること。 「忘食」は食べることを忘れるほどに夢中になること。 孔子が孔子自身の勉学に取り組む姿勢を言った言葉。 「憤(いきどお)りを発して食を忘(わす)る」とも読む。 「発奮忘食」とも書く。
八方画策(はっぽうかくさく)
多方面に働きかけて、計画を実現させようとすること。 「八方」は、あらゆる方面。 「画策」は、計画の実現をはかること。
発蒙振落(はつもうしんらく)
極めて簡単なことのたとえ。 覆っているものを外して、落ち葉を払うということから。
反間苦肉(はんかんくにく)
敵同士を戦わせたり、敵をあざむいたりするような様々な策略のこと。 「反間」は敵の間者を使って、偽の情報を流したりして、敵同士をつぶし合わせたりする反間の計のこと。 「苦肉」は自身の身を苦しめて、敵を欺いて信頼を得る苦肉の計のこと。 反間の計と苦肉の計を合わせた言葉。
墦間酒肉(はんかんしゅにく)
下品なやり方で、富や利益を得ようとすることのたとえ。 「墦間」は墓の間。 墓の祭りで供えられた酒や肉を請い求めて食べることから。 ある男が帰宅するたびに妻に「貴人とごちそうを食べてきた」と言っていた。 そのことを不思議に思った妻が調べてみると、夫はあちこちで供えられたものをねだって食べていた。 男の妻はそれを見て幻滅したという故事から。
煩悶憂苦(はんもんゆうく)
思い悩んで、苦しんでもだえること。 「煩悶」は苦しみ悩むこと。 「憂苦」は心配して苦しむこと。
汎濫停蓄(はんらんていちく)
深く広い学識があること。 「汎濫」は水が溢れるということから、学識が広いことのたとえ。 「停蓄」は水がたまるということから、学識が深いことのたとえ。
煩労汚辱(はんろうおじょく)
面倒な苦労や恥のこと。 「煩労」は面倒で無駄な労力のこと。 「汚辱」は辱めのこと。
倍称之息(ばいしょうのそく)
とても高額な利息のこと。 「倍称」は借りたお金の二倍の金額を返すという意味。
馬遅枚速(ばちばいそく)
司馬相如は文章を書くことが遅く、枚皐は速かったという故事のこと。 司馬相如と枚皐は、どちらも中国の文章の文体の一つの「賦」の巨匠。
抜苦与楽(ばっくよらく)
人々の苦しみを取り除いて、安楽を与える仏の慈悲のこと。
万全之策(ばんぜんのさく)
失敗する可能性が少しもない、完璧な策略。 「万全」は一万に一つも失敗する可能性がないということから。
万里鵬翼(ばんりほうよく)
はるか遠くまで広がる大空や、遠い場所への旅路のたとえ。 または、極めて大きな気概や勢いのたとえ。 「万里」の「里」は距離の単位で、「万里」は非常に遠いことのたとえ。 「鵬」は中国の想像上の非常に大きな鳥で、翼を広げた大きさは何千里もあるとされていて、空の雲のように見えるとされている。
被褐懐玉(ひかつかいぎょく)
すぐれた才能を持っているが、表面には出さないこと。 「褐」はぼろぼろの服のことで、外見は粗末な服だが懐には宝玉を隠し持っているという意味。
披荊斬棘(ひけいざんきょく)
困難を克服しながら前進すること。 「披」と「斬」はどちらも切り開く、「荊」と「棘」はどちらもいばらのことで、いばらの道を切り開いて先にすすむという意味から。
飛耳長目(ひじちょうもく)
すぐれた情報収集能力があり、深い観察力と鋭い判断力を備えていること。 「飛耳」は遠くの音までよく聞くことができる耳のこと。 「長目」は遠くまで見通せる目のこと。 「長目飛耳」ともいう。
皮相浅薄(ひそうせんぱく)
物の見方が浅く表面しか見ないこと。または、知識や学問などに奥深さがないこと。 「皮相」は見た目や表面のこと。 「浅薄」は深さが浅くて厚さが薄いこと。 「浅薄皮相」ともいう。
非僧非俗(ひそうひぞく)
僧侶でも、普通の人でもないということ。 僧籍を剥奪された親鸞が自身の立場を言った言葉。 僧侶にもならず、普通の人でもなく、世の中で仏の道を歩むという意志を示す言葉。
肥大蕃息(ひだいはんそく)
肥え太って大きくなり活発に増えること。 「肥大」は肥えて太ること。 「蕃息」は活発に増えること。
筆硯紙墨(ひつけんしぼく)
読み書きをする道具、文房具、筆記具のこと。 「筆」と「硯」と「紙」と「墨」のことで、文房具の中でもよく使われたということから、文房具のことをいう。
人之安宅(ひとのあんたく)
その人に備わっている徳のたとえ。 「安宅」は人が落ち着いて住める場所のこと。 徳を備えた人は誰かに襲われることがないので、徳は人を安全に住まわせる場所ということから。
百代過客(ひゃくだいのかかく)
永久に止まらずに、歩き続ける旅人のこと。 または、年月をたとえた言葉。 「百代」は途絶えることなく、何代も続いていくこと。または、いつまでも続くことのたとえ。 「過客」は旅人のこと。 時間や年月をいつまでも歩き続け、帰ることのない旅人にたとえた言葉。
氷姿雪魄(ひょうしせっぱく)
梅の花のこと。または、清く澄んだ心を持った人のたとえ。 梅の花は雪の残る冬の終わりに、白く美しく咲くことから。 「氷姿」は「冰姿」とも書く。 「雪魄氷姿(雪魄冰姿)」ともいう。
評頭品足(ひょうとうひんそく)
人の良いところや、悪いところを批評して議論すること。または、欠点や失敗を探し出すこと。 「品」は品評すること。 もとは女性の容姿について批評して議論するという意味。 「頭(あたま)を評し足を品(ひん)す」とも読む。
飛鷹走狗(ひようそうく)
野生の鳥や獣をとること。 「狗」は狩りに使うための犬、猟犬。 狩猟のために鷹を飛ばして、猟犬を放つという意味から。
靡衣婾食(びいとうしょく)
豪華な衣服を好み、その時々で食を貪り、先のことを考えないこと。 「靡」は派手で美しいこと。 「婾」は一時的であること。かりそめ。 「婾食」は飯を食べることができればよいということから、将来に望みのない生活をすること。
眉間一尺(びかんいっしゃく)
「眉間」は眉の間のことで、それが広いという意味から、賢人の相のたとえ。
備荒貯蓄(びこうちょちく)
農作物の不作の年のために、作物や金銭をためて準備しておくこと。 または、そのたくわえ。 「備荒」は農作物の不作の年や、天災に対する準備をしておくこと。
美辞麗句(びじれいく)
「うまく飾り立てた美しい言葉」という意味で、内容が真実味に欠けるという悪い意味で使われることが多い言葉。 または、うわべだけの言葉という意味。 「美辞」と「麗句」はどちらも美しく飾り立てた言葉という意味。
描虎類狗(びょうこるいく)
才能のない者が、すぐれているものの真似をしても、見苦しい結果にしかならないということのたとえ。 虎の絵を描いても、犬にしか見えないということから。 後漢の将軍の馬援が、豪傑の杜季良の真似をしていた兄の子を手紙で戒めたという故事から。
布衣之極(ふいのきょく)
庶民として最高の出世のこと。 「布衣」は布で作った衣服のことで、一般庶民をあらわすことから、無位無官の人のこと。 「極」は最高、最上という意味。
富貴福沢(ふうきふくたく)
財産や高い地位があって幸福なこと。 主に天から与えられる高い地位・財産・恵みのことをいう。 「福沢」は幸福と恵みのこと。
風月玄度(ふうげつげんたく)
長い期間、会っていない人のことを想うこと。 または、すばらしい人の死を残念に思い、その人のことを思い出すこと。 「風月」はさわやかな風と美しい月。 「玄度」は人の名前。 簡文帝の座敷に招かれた劉エンが「風が清々しく、月も美しい。玄度がいないのは非常に残念だ」と語った故事から。
風餐露宿(ふうさんろしゅく)
野宿をすること。または、困難な旅のたとえ。 旅や野外での仕事の苦痛を表す言葉。 風に吹かれて食事をして、露に濡れながら寝るという意味から。
風櫛雨沐(ふうしつうもく)
様々な苦労をすることのたとえ。 「風櫛」は髪を風でとかすこと。 「雨沐」は雨で体を洗うこと。 雨や風にもめげずに苦労しながら働くということから。
風塵僕僕(ふうじんぼくぼく)
長い旅をして苦しむことのたとえ。または、旅で疲弊している様子。 「風塵」は風で舞い上がった塵や土ぼこりのことで、旅の最中の苦しみのたとえ。 「僕僕」は苦しむ様子。
風清月白(ふうせいげっぱく)
月明りの美しい秋の静かな夜の風情。 「月白」は白く美しく輝く月。 「風清」は涼しくさっぱりとした秋の風。 「月白(つきしろ)く風清(かぜきよ)し」とも読む。 「風清月白」ともいう。
不可抗力(ふかこうりょく)
人の力ではどうすることもできない大きな力や事態のこと。 または、必要と認められる注意や予防法を講じても、なお被害を防ぐことができないことをいう法律用語。 「不可抗」は人の力ではどうすることもできないという意味。 不慮の事故や天災などのこと。
浮家泛宅(ふかはんたく)
船を住居にして水上で生活すること。または、漂泊して生活するという意味から、一定の住居に留まらない隠者の生活のこと。 「泛宅」は水の上に浮いている家ということから、船のこと。
不帰之客(ふきのきゃく)
死んだ人のこと。 二度と帰ることの出来ない旅に出た人という意味から。
不羈磊落(ふきらいらく)
世間の習慣やくだらないことにこだわらず、縛られない様子。 「不羈」は何ものにも縛られず、自由なこと。 「磊落」は度量が広く、くだらないにこだわらない様子。
不義不徳(ふぎふとく)
人としての道理から外れること。 「不義」は人としての道理から外れること。 「不徳」は人としての道理に背くこと。
伏寇在側(ふくこうざいそく)
常に自身の身のまわりの注意を怠らず、慎みのある言動をするべきだということ。 「伏寇」は潜んでいる盗賊、「在側」は近いところにいるという意味。 怠ることなく、いつも注意すべきだという戒めの言葉。 「伏寇(ふくこう)側(かたわら)に在り」とも読む。
傅虎為翼(ふこいよく)
もとから強い力を持っているものがさらに力をつけること。 「為翼」は翼をつけることで、もとから強い虎のために翼をつけて飛べるようにするという意味。
不耕不織(ふこうふしょく)
何かを生み出すような仕事をしないこと。 または、武士などの身分のこと。 田を耕すこともなく、機を織ることもないという意味から。 そのような仕事には、武士は関わることはないということから。
不失正鵠(ふしつせいこく)
物事の一番大切な部分を正確にとらえること。 「正鵠」は弓の的にある中心の黒い星のこと。 矢を外すことなく、正確に正鵠を射抜くという意味から。
鳧趨雀躍(ふすうじゃくやく)
大いに喜んで小躍りすること。 「鳧趨」は鳥のかもが小走りに走ることで、かもは体を左右に揺らしながら小走りするということから、小躍りする様子のたとえ。 「雀躍」は鳥の雀が踊ること。
