遼東之豕とは
遼東之豕
りょうとうの-いのこ
四字熟語 | 遼東之豕 |
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読み方 | りょうとうのいのこ |
意味 | 世間を知らず、経験や知識が少ないために、取るに足りないことで得意になること。 普通の人からすれば日常的なものを、特別なものとして誇らしげに思うことをいう。 「遼東」は中国にある遼河という河の東の地方のこと。 「豕」は豚のこと。 遼東の農家に頭の白い豚が生まれ、農民は特別なものだと思い天子に献上しようとしたが、道中で見かけた豚の群れは皆頭が白く、他の地方ではごく普通のことと知り、自身の無知を恥じて帰ったという故事から。 |
出典 | 『後漢書』「朱浮伝」 |
漢検級 | 1級 |
場面用途 | 得意気な様子 / 世間知らず / 状態 |
類義語 | 井蛙之見(せいあのけん) |
井底之蛙(せいていのあ) | |
尺沢之鯢(せきたくのげい) | |
夜郎自大(やろうじだい) | |
唯我独尊(ゆいがどくそん) | |
使用漢字 | 遼 / 東 / 之 / 豕 |
「遼」を含む四字熟語
- 前途遼遠(ぜんとりょうえん)
- 遼東之豕(りょうとうのいのこ)
「東」を含む四字熟語
- 河東三鳳(かとうのさんぽう)
- 古今東西(ここんとうざい)
- 西戎東夷(せいじゅうとうい)
- 斉東野語(せいとうやご)
- 斉東野人(せいとうやじん)
- 東海揚塵(とうかいようじん)
- 東家之丘(とうかのきゅう)
- 東岳大帝(とうがくたいてい)
- 東窺西望(とうきせいぼう)
- 東行西走(とうこうせいそう)
- 東西南北(とうざいなんぼく)
- 東山高臥(とうざんこうが)
- 東床坦腹(とうしょうたんぷく)
- 東牀腹坦(とうしょうふくたん)
- 東食西宿(とうしょくせいしゅく)
- 東走西馳(とうそうせいち)
- 東岱前後(とうたいぜんご)
- 東倒西歪(とうとうせいわい)
- 東塗西抹(とうとせいまつ)
- 東風解凍(とうふうかいとう)
- 東扶西倒(とうふせいとう)
- 東父西母(とうふせいぼ)
- 東奔西走(とうほんせいそう)
- 馬耳東風(ばじとうふう)
- 遼東之豕(りょうとうのいのこ)
「之」を含む四字熟語
- 阿吽之息(あうんのいき)
- 阿衡之佐(あこうのさ)
- 阿保之功(あほのこう)
- 晏子之御(あんしのぎょ)
- 帷幄之臣(いあくのしん)
- 異域之鬼(いいきのき)
- 衣錦之栄(いきんのえい)
- 倚玉之栄(いぎょくのえい)
- 一技之長(いちぎのちょう)
- 一言蔽之(いちげんへいし)
- 一日之長(いちじつのちょう)
- 一樹之陰(いちじゅのかげ)
- 一面之辞(いちめんのじ)
- 意中之人(いちゅうのひと)
- 一塊之肉(いっかいのにく)
- 一割之利(いっかつのり)
- 一簣之功(いっきのこう)
- 一丘之貉(いっきゅうのかく)
- 一狐之腋(いっこのえき)
- 一笑置之(いっしょうちし)
- 一炊之夢(いっすいのゆめ)
- 一世之傑(いっせいのけつ)
- 一世之雄(いっせいのゆう)
- 一朝之忿(いっちょうのいかり)
- 一朝之患(いっちょうのうれい)
- 一飯之恩(いっぱんのおん)
- 一飯之徳(いっぱんのとく)
- 一飯之報(いっぱんのむくい)
- 一以貫之(いついかんし)
- 鷸蚌之争(いつぼうのあらそい)